家に居ながら日常と非日常の間を楽しめる開放的な空間が求められた。
１５０坪と広々とした敷地を最大限感じられるよう３棟に分けて配置。LDKの棟、バスルーム・趣味部屋の棟、ベッドルーム・子ども部屋の棟と奥に行くにつれプライベートな空間となるよう計画した。
建具関係の会社に勤める施主の仕事を活かし、外部は全てガラスの建具で囲む「外壁の無い家」を提案した。このガラスの家は、ゆとりある敷地があってこその選択肢であると
言える。床から天井いっぱいまで広がる大開口部は、光、雨、風、雪など何気ない風景も新鮮に感じる事ができる。LDKの棟、キッチンからは建物全体を見渡すことができ、子供達だけで遊んでいても安心して見守る事ができる。
リビングの大きな窓を開けると庭と一体となった開放的な空間を楽しむ事がでる。夏になれば大きなプールを出して遊んだりバーベキューをしたり、時にはテントを張ってキャンプするなど非日常的な気分を味わうことができる。
中央の棟にはバスルームや愛車ＦＩＡＴを飾る趣味の部屋、外を観ながら露天風呂気分を味わったり、車をレストアすることができる。さらに一番奥の棟には子ども部屋とベットルーム。窓から差し込む心地よい朝日で目覚める事ができる。
季節や時間の移り変わりを身近に感じられるこの家は、まるで旅先で朝を迎えるような新鮮な日々を与えてくれる。
